知財

戸田建設様と共同で、4つ目の特許を取得しました

株式会社RoboSapiens(本社:東京都新宿区、代表取締役:長尾 俊、以下RoboSapiens)と、
戸田建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介、以下戸田建設)は、「自走式ロボット」に関する発明で新たな特許を取得しました。
今回の特許で、RoboSapiensは4つの特許を取得したことにとなります。

【特許番号】 特許第7465511号
【登録日】  2024年4月3日
【発明の名称】自走式ロボット
【特許権者】 株式会社RoboSapiens
        戸田建設株式会社
【発明者】  長尾 俊(株式会社RoboSapiens 代表取締役社長)
                    田村秀一(戸田建設株式会社ICT統轄部DX推進室 主任)・他2名

 

◎特許の背景
今回の特許は2023年1月に両社が共同で実施した「ロボットを用いた施設点検の自動化に関する共同研究」の成果をベースとしたものです。
この共同研究は、戸田建設が、ビル内環境を最適に保つため、空気質などの環境計測を固定センサや移動ロボットでおこなってきたものの、高さを変化させて計測することができないことが問題となっており、RoboSapiensの巻尺アクチュエータの機構を搭載した自律移動ロボット『BambooBot(バンブーボット)』を使うことで、執務スペースの床面・作業机・天井と高さを変えながら、作業場の照度が労働安全衛生規則を満たしているかを確認する法定検査の自動化実験をおこなったものです。
両社による共同研究の結果、いずれの作業エリアにおいても法定基準を満たしているというレポートを作成することができ、かつ、部屋の形状によって光の当たりづらくなる領域ができることがわかり、内装の最適化に役立てることもできるようになりました。
この共同研究に関しては、以下のURLのプレスリリースにて詳細がご覧いただけます。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000089345.html

◎特許の内容
今回の発明は、“自律移動ロボット”と“センサ計測”の技術分野に関するものです。
“自律移動ロボット”は、「センサから出力された検出結果に基づいて、高さ方向を含めた立体的な環境計測を正確に行うことができる自走式ロボットを提供する」という課題を満たしたものです。
また、“センサ計測”は、「センサ計測の機能を持つ自走式ロボット」の発明に対してのものとなります。なお、環境計測の対象は、CO2濃度のみならず、温度、湿度、照度、放射線、近接、磁気、撮像、気圧、加速度、騒音又は音響も含まれており、環境計測に関わる包括的な内容となっています。

 

TOP